風水の効果 占い、風水、家相、引越 | 風水設計

風水設計 » 風水の効果

風水の実例—朱子の祖先の墓(中国)

中国の北宋時代に、よく知られた風水家が龍脈を求めて地方を巡り歩いていました。風水家の名は呉景鸞(ゴ ケイラン)といい、彼の弟子・洪士良が供をしていました。

とある夏、二人ははるばる江西省の地に来ていました。猛暑の中を歩いていた二人はフラフラで、今にも倒れそうでした。洪士良は、汗も出尽くし、喉はカラカラで、何も考えられないような状態でした。

 そこへ突然、目の前に谷が現われました。行くと、そこには涼しげな川が流れています。川の水の色は清く、驚く程澄んでいます。

喜び勇んだ洪士良が、川に駆け寄り水を口に含むと、水は体の隅々まで染みわたっていくようでした。

「何とうまい水だろう!」
彼は、思わずつぶやき、うっとりとしてしまいました。

その様子を後ろから見ていた呉景鸞は、どうやら弟子が何かすごいものを見つけたようだと思って近づいて行きました。弟子に並んで、川のほとりにしゃがみ、水を手ですくって一口飲み、おやと思ってもう一口飲むと、呉景鸞の表情は見る見るうちに輝き、眼は鋭く光りました。

次にゴクゴクと思う存分飲むと、喜色満面で傍らにいる弟子をグイと抱き寄せて言いました。

「弟子よ! 何という川だ! 色は清く、味は甘く、何とも言えない香りがする。間違いなく近くに龍穴があるぞ。恐らくここからは財貨の多く位の高い人物か、はたまた孔子様のような大聖人が現われるに違いない」

洪士良は、最初は師匠がこの暑さでおかしくなってしまったのかと思いました。しかし、「龍穴」という言葉を耳にし、顔色が変わります。師匠は弟子の腕を掴むと、いきなり脱兎のごとく走り出しました。

散々弟子を引っ張り回した後、呉景鸞は突然立ち止まり、弟子を掴んでいた手を離して、頭を低くして辺りを睨み回します。

洪士良は師匠の動きを固唾を呑んで見守っていましたが、耐えきれずに聞きました。

「師匠。何を探しているのです?」

「馬鹿者が! あの泉の水を飲んでも何も気づかないのか? 色は澄み切り、味は甘く、更に香ばしいと来ている。あれこそ間違いなく、風水が説くところの香泉だ。香泉があれば、龍はそこに穴を成す。穴は大いなる富と大いなる貴を統御するのだ。しかも、あの水には上質の墨の香りがする」

「それは本当ですか?」

「お前は師匠を疑うのか?」
そう言うと、呉景鸞はもったいぶった態度をとります。

「まずここいらに龍穴があるに違いない。風水の力を借りたいと思うなら、我が些子大法を用いることだ。あの大聖人の孔子様のような人物が生まれること間違いなしだ」と言うと、大笑いをするのでした。

長い年月の間に風水を究めていた呉景鸞は、程なく近くの場所に龍穴を見つけました。二人は近隣を回って、この地が誰のものかを尋ねます。やがて、朱と言う名の男が主であることが分かりました。

この人物こそ、朱子学の開祖、朱子の父だったのです。この後、龍穴が放つ力を受け、大儒学者の朱子が誕生、孔子様に始まる儒学は、北宋以来の理気世界観に基づき集大成されたのでした。

この地には、今なお朱子の祖先の墓が現存します。墓の後方の大きい山から力強い龍脈(大地のエネルギー)が来ており、その龍脈のエネルギーが逃げないように、大きい山を2つの小さい山が挟んで護衛しています。また、前方は開け、山々が幾重にも重なって、気が逃げにくくなった素晴らしい場所です。

ページ先頭へ戻る